大社少年サッカークラブの指導者が目標にしていることは、

「創造性豊かな集団をめざして よい環境で 楽しいサッカー」です。

それは、サッカーの基本 = クリエイティブなプレーのために必要な要素を
子どもたちに身につけさせていくために必要なことだと考えているからです。

さて、クラブでの子どもたちの具体的な育成方針としては、次のように考えて行っています。

選手育成方針

○ クリエイティブな選手の育成
    キャッチフレーズ 「クリエイティブボーイズ」
    ・しっかりとした基本を身につけ、状況に応じて素早く的確な判断ができる選手の育成。
    ・サッカーを好きになり、生涯においてプレーする楽しさや観る楽しさを味わうことのできる土台づくり。

○ 豊かな人間性の育成
    ・自分で考え、自ら行動を起こすことができる子ども。
    ・セルフコントロールができる子ども。


また、クラブ広報「Creative Boys」を発行と、公式ホームページによって、連絡や大会参加報告等をします

保護者のみなさんには、子どもたちが自主的に行動できるように、よきサポーターであってほしいです。
そこで、よきサポーターであるために、次のことをお願いしたいです。

1.ふだんから規則正しい生活と大きな声でのあいさつ
    いつも夜遅くまで起きて朝ぎりぎりまで寝ていたり、あいさつができないようではでは、
    練習や試合では力が発揮できません。規則正しい生活と、友だちやコーチ、保護者の
    人へのあいさつがきちんとできるよう指導してください。

2.必ず朝食をとらせる
    食事は、発育期の子どもたちにとって大変重要です。練習や試合の時だけでなく、
    ふだんから必ず朝食をとらせてください。サッカーを通して子どもたちの体力作りをめざしているのです。

3.サッカーにふさわしい節度ある用具の用意をさせる
    晴の日  練習用シャツ・練習用パンツ・ストッキング・タオル・シューズ・レガース・ボール
    雨の日  晴れの日の物以外に、体育館シューズ
    
    ☆クラブの練習用シャツを全員に貸し出しています。年度末に回収します。
    ☆持っていく物は、子ども自身で用意させ、記名させてください。
    ☆シューズはひもで結びます。自分で結べるようにしてください。

4.試合や練習を見にきてください
    子どもたちは、それを望んでいます。そして、調子が悪くても必ず勇気づけて褒めてあげてください。
    しかし、子どもたちのプレー中には、「けれー」とか「シュート」とか「大きく」などのプレーの先取りはよくありません。
    子どもたちの考える力を養うため、ちょっと我慢してください。 

5.子どもたちの水分補給・食事
    ◇練習中や試合中
      成長期の子どもたちにとって水分補給は大変に重要なことです。特に夏場の熱中症対策の上からも、
      練習中はもちろん試合中でも水分補給は欠かせません。学校に水道がありますが、
      場合によっては水筒を持たせてください。理想は、冷えた水を頻繁に補給することです。
    
    ◇練習終了直後
      暑い季節の練習後や帰宅してから、つい冷えたジュースやコーラを飲みたくなります。
      しかし、缶ジュースなどは糖質中心の製品です。これらを飲むとせっかくの食欲もなくなり、
      食事で摂取する大切な栄養素が不足してしまいます。ノンシュガーのもので渇きを癒すようにしてください。
    
    ◇練習終了後の食事に牛乳を
      運動すると筋肉中の筋繊維が切れます。切れた筋繊維は、約2時間後に再生されます。
      その時もっとも大切な筋肉の原料となるのが「たんぱく質」です。食べたたんぱく質が胃で消化吸収され、
      筋肉に到達するまで約1時間かかります。そのために、積極的に牛乳を飲ませてください。
      食品の中で手軽で最もよい高たんぱく質食品が、牛乳です。牛乳は、たんぱく質だけでなく、体の発育に
      必要なカルシウムが多く含まれ、吸収しやすい食品です。ふだんの食生活からどんどん牛乳を利用してください。
      牛乳が苦手な場合は、無糖タイプのヨーグルトでもかまいません。(加糖タイプは糖分が高すぎます



大社少年サッカークラブは、巨大古代神殿「出雲大社」のおひざもと、島根県大社町で昭和43年(1968年)に島根県で初めて誕生した少年サッカークラブです。

子どもたちが、サッカーをプレーする楽しさ、サッカーを観る楽しさを身につけてほしいと思って三十年余り経ちました。

21世紀を迎えた今年、大社少年サッカークラブが開催をしている出雲大社杯近県少年サッカー大会が三十周年となりました。

これは、第1回開催以来、出雲地区のサッカー協会関係者を始め、島根県内のサッカー関係者、また大会参加クラブの歴代の諸先輩の皆様のあたたかい御指導、ご鞭撻並びにご協力の賜物と心より、厚く感謝申し上げます。

 今後とも、「創造性豊かな集団をめざして、よい環境で、楽しいサッカー」を合言葉に、大社少年サッカークラブが更なる発展をいたしますよう、関係の皆様方の御指導、御協力をお願い申し上げご挨拶と致します。

2001年8月1日

大社少年サッカークラブ代表 小川峰夫